泥にまみれながらボールを追う参加者たち

泥にまみれながらボールを追う参加者たち

長野県 伊那路 祭り・催し

どろんこサッカー、伊那で区切りの「ファイナル」

信濃毎日新聞(2016年7月24日)

 伊那市東春近の水田で23日、「どろんこサッカー全国大会どろカップFINAL」(伊那商工会議所青年部主催)が開かれた。2006年に始まった大会は、今回で一区切りとなる。県内外から32チーム、約250人が参加し、大人も子どもも泥にまみれながらボールを追い掛けた。

 参加者は地下足袋を履き、ゴーグルを着けるなど「完全武装」。けがをしないよう、主催者が事前に石を拾って準備した会場で、顔も体も泥だらけになる試合を演じた。

 埼玉県草加市の会社員、大久保翔太さん(23)は、ヒットしているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」にちなんで、キャラクター「ピカチュウ」のかぶり物をして参加。「冷たくて気持ちが良い非日常体験。やる気と元気があれば意外と走れる」。地元の東春近小学校5年、稲村隼(しゅん)君(10)は「ボールを蹴るのに力が要るのが面白い。ファイナルは残念だけれど、参加できて良かった」と喜んでいた。

 伊那商議所青年部長の潮田秋博さん(44)は「サッカーとしては節目だが、今後も何らかの形で泥遊びを続けていってほしい」と話していた。

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