大伴二三彌ステンドグラス記念館の前に設置された灯籠=櫛田神社境内

大伴二三彌ステンドグラス記念館の前に設置された灯籠=櫛田神社境内

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櫛田神社にステンドグラスの灯籠  大伴さんの原画再現

北日本新聞(2016年7月26日)

 射水市出身で日本のステンドグラス作家の第一人者として活躍した大伴二三彌(ふみや)さん(1921~2006年)の原画のステンドグラスをはめ込んだ灯籠が、同市串田(大門)の櫛田神社に設置された。宮川真清宮司は「灯籠の光で参拝者に心を和ませてもらいたい」と話している。

 灯籠は社殿に向かって右側にあり、高さ約4メートルの御影石製。10年前に還暦と初老を迎えた氏子が寄進し、最上部に透明ガラスを付けて点灯させてきた。夏場は夕涼みに訪れる人が多く、初詣や祭礼などで夜の参拝者にも親しまれてきた。この灯籠の正面には大伴二三彌ステンドグラス記念館があることから、この施設にマッチした彩りのある光を演出しようと点灯部を取り替えることにした。

 ステンドグラス製作は大伴さんの孫弟子に当たり、富山市古沢でアルファステンドグラス工房を構える花木清代表が手掛けた。点灯部は4面あり、ステンドグラスはいずれも縦38センチ、幅30センチの抽象的なデザインを中心に組み合わせた。花木さんは「偉大な第一人者の原画の良さを生かし、できるだけ忠実に再現した」と話す。記念館は落ち着いた雰囲気の木立の中にあり、ステンドグラスの灯籠が目印となって誘導する役割も果たしそうだ。

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