射水市新湊地域中心部を流れる内川沿いの夏の風物詩「内川十楽(じゅうらく)の市・夏の夜の彩り」が30日、始まった。初日はよさこいパレードや浴衣姿の散策、屋台出店など多彩なイベントがあり、大勢の来場者でにぎわった。31日まで。北日本新聞社共催。
港町の情緒や「日本のベニス」と呼ばれる内川の魅力を発信することを狙い、NPO法人水辺のまち新湊や地元企業、各種団体などでつくる実行委が毎年開催している。
よさこいパレードでは、色とりどりの衣装に身を包んだ参加者が、ステンドグラスをあしらった神楽橋などを練り歩いて会場を盛り上げた。
内川沿いにオープンした「おきがえ処KIPPO」では、女性たちが浴衣に着替えて会場周辺の散策を楽しんだ。地元住民らは、どんどん焼きやキンギョすくい、チャリティーバザー、あんばやしなどの屋台を出し、大勢の来場者が楽しいひとときを過ごした。
日没後は、イルミネーションやペットボトルで作った灯籠が会場を幻想的に彩った。ジャズライブのほか、地元伝統の盆踊り「のじた」や輪踊り、地元の祝い唄「めでた」の朗唱も繰り広げられた。
31日はスーパーボールすくいなどの屋台が出る「子供縁日」やビンゴ大会などを川の駅新湊(立町)で行う。