フクロウと触れ合える北陸初のフクロウカフェが1日、福井市みのり2丁目にオープンする。6種類10羽が出迎え、頭をなでたり腕や指に乗せたりして楽しめる。代表の本明茂人さん(43)=同市=は「つぶらな瞳が魅力。触れ合いを通して癒やしのひとときを楽しんでほしい」と話している。
店名は「フクロウcafe福井」。福井県などによると、フクロウカフェのオープンは福井、石川、富山、新潟の4県で初という。
本明さんは大阪にあるフクロウカフェの常連。年数回通ううち、客が老若男女を問わずフクロウに癒やされる様子を見て、「福井でもこんな店を開きたい」と思うようになった。4月ごろから開店の準備を進め、6月には動物取扱業登録証を取得した。
カフェにいるのは映画「ハリー・ポッター」でおなじみのメンフクロウをはじめ、ベンガルワシミミズク、インドコキンメフクロウなど。体長は約15~40センチ。体重200グラム以下の手のひらサイズの個体もいる。
いずれも人に懐いており、個体によっては肩に乗せることもできる。ハリー・ポッターに登場したマントを貸し出しており、ちょっとした魔法使い気分も味わえそうだ。
本明さんは「全国ではフクロウを使ったアニマルセラピーの事例がある。ゆくゆくは養護施設や病院などへフクロウを連れて慰問したい」と話している。
営業は午前11時から午後8時までで、8月中は無休。料金は1ドリンク付きで1時間2千円、8月中は15歳以下は500円割引となる。電話予約優先で、店頭でも受け付ける。問い合わせは同カフェ=電話0776(34)2960。