特別展示会場に並んだ日記帳の実物(ケース内左端)と全訳本(左から2冊目)

特別展示会場に並んだ日記帳の実物(ケース内左端)と全訳本(左から2冊目)

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ウェストンの日記、間近に 松本市立博物館で特別展示

信濃毎日新聞(2016年8月3日)

 日本アルプスを世界に広めた英国人宣教師ウォルター・ウェストン(1861〜1940年)が、約100年前に北アルプス・上高地(松本市安曇)の温泉宿に残した外国人登山者用の日記帳などを紹介する特別展示が2日、松本市立博物館で始まった。11日に初めて迎える国民の祝日「山の日」の記念全国大会が上高地などで開かれるのに合わせて企画。日記帳の実物や、このほど出版された全訳本、ウェストンの写真などが並ぶ。

 日記帳は「KAMIKOCHI ONSENBA CLIMBERS BOOK」(上高地温泉場クライマーズ・ブック)。ウェストンや外国人登山者ら約80人が北アでの体験をつづった。ウェストンが最後に離日する直前の1914(大正3)年8月、宿泊した旅館「上高地温泉場」の主人に託した。

 全訳本は、松本市や日記帳を所有するアルピコグループ、日本山岳会、同市アルプス観光協会、信濃毎日新聞社などでつくる刊行会が出版した。会場では、革の表紙の日記帳と、全訳本を並べて展示。河童橋で撮影したウェストンの写真や著書、年表でウェストンの人柄や功績も紹介している。

 市山岳観光課は「山の安全や発展を願ったウェストンの貴重な資料の存在を広く知ってもらいたい」としている。

 常設展示室の一角に展示し、9月4日まで。無休。入館料200円(小中学生半額)。

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