西川まつりの傘鉾行列で傘鉾に載せる人形=7月28日、新潟市西蒲区

西川まつりの傘鉾行列で傘鉾に載せる人形=7月28日、新潟市西蒲区

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宮本武蔵、鬼平... 傘鉾人形個性豊か 25日から西川まつり 新潟市西蒲区

新潟日報(2016年8月5日)

 新潟市西蒲区の「西川まつり」(25~28日)の名物傘鉾行列で、傘鉾の上に載せる人形11体が完成した。地元住民と曽根小児童が、時代劇でおなじみの宮本武蔵や映画俳優などを個性豊かに製作。趣向を凝らした傘鉾が商店街を練り歩く。

 傘鉾行列は、江戸時代に地主や商家が家内安全などを祈り、始めたとされる。傘鉾は高さ3・7メートル、幅2メートル、重さ約20キロ。ことしは各町内などから13基、子ども用9基が登場する予定。

 傘鉾人形を手掛けたのは、地元の入沢輝夫さん(70)と近藤十二さん(78)。コミ協や商工会などから協力を求められ、5年前から取り組んでいる。

 毎年、NHK大河ドラマや歴史上の人物などをモチーフにして発砲スチロールを削り、紙粘土を貼り付け製作する。7月下旬には、黒い着物姿の宮本武蔵や時代劇「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵の人形を完成させた。

 入沢さんは「傘鉾行列の人形を毎年楽しみにしている人が多い。多くの人に訪れてほしい」と話した。

 行列は27、28日に西蒲区曽根の商店街で行われる。

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