皇太子ご一家を招いて開かれた第1回「山の日」記念全国大会の記念式典=11日午前10時22分、松本市の上高地

皇太子ご一家を招いて開かれた第1回「山の日」記念全国大会の記念式典=11日午前10時22分、松本市の上高地

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豊かな山、ともに未来へ 初の「山の日」上高地で記念式典

信濃毎日新聞(2016年8月12日)

 11日に初めて迎えた国民の祝日「山の日」に際し、松本市で開かれていた第1回「山の日」記念全国大会は同日、北アルプスの玄関口上高地で記念式典、松本市街地で祝祭式典を行い、2日間の日程を終えた。記念式典で地元の安曇、奈川、大野川各小中学校の計6人が「山は私たちの宝物。きれいな山、自然や文化を守るために、自分たちにできることから始めましょう」とする「未来への誓い」を朗読。全国山の日協議会は祝祭式典で、来年の大会を栃木県那須町で行うと発表した。

 記念式典には皇太子ご夫妻と長女の愛子さまも出席された。あいさつした皇太子さまは「山の日の誕生を機に、ここ上高地から山の価値を国内外に発信し、多くの人が山に親しむことを願う」と述べた。

 県関係の著名人が寄せたビデオメッセージの上映もあり、南佐久郡川上村出身の宇宙飛行士油井亀美也さん(46)は「宇宙から見た山は小さく壊れやすそうで、守っていかないといけないと思った」。指揮者の小澤征爾さん(80)は「(恩師の)斎藤秀雄先生が大の山好きで、遠足と称して山登りをさせられ、上高地や長野県内の山に登った」と振り返った。

 祝祭式典では、同協議会が歌詞を募集して新たに作った「山はふるさと」を地元の波田少年少女合唱団が披露。菅谷昭松本市長は、環境省が山をかたどって作った「山の日帽」を、来年の開催地、栃木県の金田尊男環境森林部長に手渡した。山の日帽は今後、大会開催地が引き継ぐ。

 同協議会や県、松本市などでつくる実行委員会によると、記念式典には約400人、祝祭式典には約500人が参加。日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師ウォルター・ウェストンが約100年前に上高地に残した外国人登山者用の日記帳「クライマーズ・ブック」の全訳本(松本市、同市アルプス観光協会、信濃毎日新聞社などの刊行会出版)が記念式典の参加者に贈られた。

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