上田市内での映画やドラマのロケ支援をする「信州上田フィルムコミッション(FC)」は、これまで撮影に使われた市内のロケ地を写真やイラストを交えた地図で紹介する冊子「映画のまちうえだ―ロケ地マップ―」を2年ぶりに改訂した。同FCの設立15周年記念事業。同市を舞台にした細田守監督のアニメ映画「サマーウォーズ」(2009年公開)の特集などを加え、5万部を作製。県内の書店や公共施設で無料配布している。
冊子はA5判、24ページ。市内を表す地図の上に、ロケを行った場所と作品名を書き込んだ。特集ではサマーウォーズと、同市本郷の認定NPO法人「侍学園スクオーラ・今人(いまじん)」が設立されるまでを描いた映画「サムライフ」(15年公開)の2作品のロケ地マップを、それぞれ見開き2ページで新たに作った。
「映画のまち上田ができるまで」と題した読み物もあり、上田市と映画との関わりの歴史も学べる。信州上田FCのマネジャー原悟さん(36)は「上田では昔から映画撮影が行われており、自分の街が出ていたのだと知ってほしい」と話している。