陶器の明かり取りで街道沿いをライトアップする「街かど陶の灯り展」(福井新聞社後援)は13日、福井県若狭町熊川宿で始まった。歴史ある宿場町を、地区住民らが作った明かり取り180個がしっとりと照らし出す。15日まで。
住民有志でつくる実行委員会が、地域活性化を目的に毎年行っており、6回目。丸や星型の穴を無数に空けた陶器を、街道沿い約1キロにわたって並べた。
訪れた観光客らは、午後6時半の点灯に合わせて古い宿場町をゆっくりと散策。近くには川も流れており、涼しげな水の音とライトの柔らかな明かりで、一帯は幻想的な雰囲気に包まれていた。
同委員会の藤本正夫委員長(65)は「景観とマッチした明かりが作る雰囲気を楽しんでほしい」と話していた。期間中は午後6時半~同9時まで点灯する。15日同6時からは、納涼盆踊りもある。