二の丸やぐら台跡で進む発掘調査

二の丸やぐら台跡で進む発掘調査

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上田城跡公園の発掘調査を公開 9月4日に現地説明会も

信濃毎日新聞(2016年8月15日)

 上田市教育委員会が上田城跡公園「二の丸やぐら台跡」の発掘調査を公開している。江戸時代の上田城復興で工事がどこまで進んだのかを確かめ、土塁や土塀の復元につなげる狙い。9月4日には一般向けの現地説明会を開く。

 1583(天正11)年に真田昌幸によって築城が始まった上田城は、関ケ原の戦い(1600年)後に廃城となった。1626(寛永3)年、江戸初期の城主、仙石忠政が復興を進めたが、病に倒れたため工事は中断された。

 発掘現場は信州上田真田丸大河ドラマ館の裏手。やぐら台は約12・6メートル四方で、周囲の土塁は高さ約3・6メートル、幅約10・8メートルの規模とされる。これまでの調査で、土塁ののり面などを確認した。

 やぐら台隣では、武士が出陣前に待機した「武者溜(だ)まり」の復元計画があり、「上田城の復元整備の現状を知ってほしい」と市教委。公開発掘は午前9時~午後4時半(20、28日、9月3日は休み)。現地説明会は9月4日午前10時、午後1時半の2回。無料。

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