見頃を迎えたオニバスの花=16日、新潟市北区の福島潟のオニバス池

見頃を迎えたオニバスの花=16日、新潟市北区の福島潟のオニバス池

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緑の中からひょっこり オニバスの花見頃 北区・福島潟

新潟日報(2016年8月17日)

 新潟市北区の福島潟にあるオニバス池で、希少植物オニバスが見頃を迎えている。トゲ付きの大きな緑の葉を突き破って、鮮やかな紫の花が咲いている。16日には観光客が訪れ、水辺の夏の風景を楽しんでいた。

 オニバスはスイレン科の一年草で、成長すると葉は2メートルを超える。福島潟は国内の北限の自生地として知られている。

 花は直径5センチ程度で、今年は例年並みの7月3日に開花した。16日現在、438輪が咲いている。オニバスを観察しているビュー福島潟によると、「葉の広がりが少し足りないが、開花は順調」という。

 毎年撮影に訪れるという北区の会社員男性(56)は「オニバスの花は野性味があって魅力を感じる」と話していた。

 オニバスの花は朝に咲き、午後に閉じてしまうため午前中に観賞でき、9月上旬まで楽しめる。問い合わせはビュー福島潟、025(387)1491。

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