クラフト粘土作家の小田和子さん(66)=敦賀市市野々町2丁目=による「クラフト盆栽展」が、敦賀市本町2丁目の北陸銀行敦賀支店で開かれている。実物と見間違うほど忠実に作られた、ウメやサルスベリの盆栽が来場者を楽しませている。31日まで。
小田さんは小麦粉から作られる「パン粘土」を使い、洋花などの制作を30年近く続けている。実際に盆栽を購入したり借りたりして作った、色鮮やかな盆栽など約30点を並べた。
白とピンク色のかわいらしい花が目を引くサツキの盆栽は、プラスチックなどの葉型を使い数百枚の葉を作り、約1年かけて作り上げた労作。葉脈まで丁寧に、一枚一枚油絵の具で着色した。
小田さんは「どれだけ本物に近づけられたかを見てほしい」と話していた。