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上越市、謙信の刀購入へ 国宝 3億円、市民から募金も

新潟日報(2016年8月23日)

 上越市ゆかりの戦国武将上杉謙信と景勝の愛刀で、国宝に指定されている太刀を同市が購入する意向を固めたことが22日、分かった。2017年度の市予算案に購入費を計上するほか、市民からも寄付金を募り「市民みんなの宝」と位置づけたい考えだ。太刀は18年度にリニューアル予定の市立総合博物館の目玉にする。

 太刀は謙信と景勝の愛刀で「無銘一文字(山鳥毛(さんちょうもう))」と呼ばれる一振り。上杉家に伝来されていたが、現在は岡山県倉敷市在住の刀剣愛好家が所有している。1952(昭和27)年3月に国宝に指定された。

 倉敷市教育委員会によると、刃長は79・1センチ、日本刀独特の湾曲「反り」は3・3センチ。作者は明らかではないが、鎌倉時代中期に備前(現在の岡山県)の福岡一文字派が作った。刃文が山鳥の羽毛を並べたような派手な模様になっていることから「山鳥毛」と言われ、備前刀の中でも傑作とされているという。

 関係者によると、約1年前に所有者から国・新潟県を通じて上越市に購入の打診があったという。購入費は約3億円に上るとみられ、全額を市予算で購入するのではなく、市民からの寄付も募る。

 県教委によると現在、県内の国宝は十日町市笹山遺跡で出土した火焰型土器を含む深鉢形土器1件のみ。

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