マップを手に「気軽に登山を楽しめる低山の魅力を伝えたい」と話す蓬澤会長(右手前)ら=朝日町

マップを手に「気軽に登山を楽しめる低山の魅力を伝えたい」と話す蓬澤会長(右手前)ら=朝日町

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朝日の低山、魅力紹介 登山楽しむ地図完成

北日本新聞(2016年8月25日)

 朝日町観光協会(大井裕久会長)と同町の山岳自然保護団体・大蓮華山保勝会(蓬澤正二会長)は「朝日町低山MAP(マップ)」を作った。朝日岳など有名な高山のほかに誰でも気軽に登山を楽しめる山々を紹介。製作に携わったメンバーは「低山の魅力を多くの人に伝えたい」と話している。(朝日・入善支局長 吉本佑介)

 マップはA3判で両面フルカラー。表面には朝日県立自然公園周辺の全景イラストを描き、裏面では標高700~1200メートル台の大地(おおち)山、大鷲山、黒菱(くろびし)山、南保富士、白鳥山、負釣(おいつるし)山を紹介している。それぞれコース図や登山道の写真、見どころなどが掲載されている。

 トレイルランニングコースとして人気のふるさと歩道も取り上げた。

 作製のきっかけは昨年11月ごろ、低山整備活動に取り組む住民有志グループの発案だった。「県外からの登山客はもちろん、地元の人たちにもこんな素晴らしい山々があることを知ってほしい」。観光協会や大蓮華山保勝会の会員たちは月1回ほど集まり、準備を重ねてきた。

 新たな祝日「山の日」の制定を記念した写真展も計画する蓬澤会長らは「朝日の地形環境の魅力を広めていきたい」と意気込んでいる。

 マップは朝日町役場や町観光協会窓口で受け取ることができる。問い合わせは同協会、電話0765(83)2280。

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