ワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2016」が26日、南砺市福野地域の市園芸植物園で開幕し、アフリカや南米のアーティスト、地元の市民楽団が民族性を帯びた多彩な音色で熱気を呼び込んだ。28日まで。
雨の中、大勢の聴衆が訪れた。市民楽団「トゥーマラッカ」は、ヒョウタンの表面にビーズを取り付けたシェーカーや太鼓、ベルを打ち鳴らし、ブラジル北東部の音楽「マラカトゥ」を披露。「なんとジュニアコーラス♪」が一緒に歌い、絶妙に調和した。
ベネズエラの国民的歌手、セシリア・トッドも登場。内戦状態のソマリアから独立を宣言したソマリランド出身のサハラ・ハルガンは哀愁を帯びた歌声で、もの悲しげな雰囲気を漂わせ、聴衆を魅了した。
27日はハルガンがソマリランド文化、トッドがベネズエラ音楽をそれぞれ紹介するワークショップを開催。JR福野駅前からのパレード、市園芸植物園でのステージなどを多彩に繰り広げる。問い合わせは福野文化創造センター内の実行委事務局、電話0763(22)1125。北日本新聞社共催。