高山村高井の「一茶ゆかりの里一茶館」は、江戸時代の俳人で信濃町出身の小林一茶(1763〜1827年)を題材にした映画「一茶」の製作に合わせ、映画の題字や一茶の句を印刷した手拭いの販売を始めた。映画への関心を高め、一茶の句にも親しんでほしいと来館を呼び掛けている。
映画「一茶」は信濃町などで撮影が行われている。手拭いは、老若男女を問わず使ってもらえるよう企画。俳人の金子兜太さんの揮毫(きごう)による題字「一茶」と、一茶による48の俳句を印刷。縦約35センチ、横約90センチで、黄緑色とオレンジ色の2種類がある。計600枚作った。
同館の平林博さん(66)は「一茶の映画製作を、手拭いを通じて多くの人に知ってほしい」と話している。
1枚600円。問い合わせは、一茶ゆかりの里一茶館(電話026・248・1389)へ。