マーカス・ロバーツ・トリオとオーケストラが協演し、小澤総監督が指揮したGig=28日夜、松本市のキッセイ文化ホール

マーカス・ロバーツ・トリオとオーケストラが協演し、小澤総監督が指揮したGig=28日夜、松本市のキッセイ文化ホール

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小澤さん指揮、熱く OMF、クラシックとジャズ協演

信濃毎日新聞(2016年8月29日)

 松本市で開催中のセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)で28日、米国のジャズピアニスト、マーカス・ロバーツさん率いるトリオが出演する「Gig(ギグ)」が同市のキッセイ文化ホール(県松本文化会館)であった。今夏のOMFの一般公演で小澤征爾総監督(80)が指揮するのは最後。ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」の演奏に満員の約2千人が沸いた。

 小澤さんは、下から腕を突き上げるように躍動するリズムを伝えたり、大きな横の動きでサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)のうねるような響きを導いたりした。しなやかなタッチや力強い和音を自在に繰り出すロバーツさんの即興演奏を振り返って見つめる場面もあった。

 この日はロバーツさんがジャズとクラシックの融合を追究し、小澤さんにささげた初演の新曲「ラプソディー・イン・ディー」を村上寿昭さん(42)が指揮。SKOは小気味よいドラムに厚みのある響きを乗せ、メンバーの軽妙な個人技でも聴衆を魅了した。

 拍手や口笛が鳴り響いた演奏後のカーテンコールで、小澤さんや演奏家らは、贈られたリンドウの花束を高く掲げたり、客席に渡したりして、会場が温かい雰囲気で満たされた。

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