優しげな歌声で聴衆を魅了したトッド(右)=南砺市福野文化創造センター

優しげな歌声で聴衆を魅了したトッド(右)=南砺市福野文化創造センター

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ベネズエラの国民的歌手らが聴衆魅了 福野「スキヤキ」最終日

北日本新聞(2016年8月29日)

 ワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2016」は28日、南砺市福野文化創造センターで最終日を迎え、情感のこもった南米音楽の響きで聴衆を引き付けた。

 今回最も注目を集めたベネズエラの国民的歌手、セシリア・トッドが登場。伝統音楽を現代風にアレンジした曲を、ギターとともに、透明感を帯びた優しげな歌声で披露した。

 アルゼンチン音楽界をリードするグループ「アカ・セカ・トリオ」は、ピアノの繊細な音色に合わせ、高音の歌のハーモニーを響かせた。

 市民楽団「スキヤキ・スティール・オーケストラ」はスチールドラムで、トッドから提供された曲などを演奏。トッドのバンドメンバーとの共演もあった。

 会場はほぼ満席となり、県内外から訪れた聴衆は、心に染みる歌声や音色に聞き入った。北日本新聞社共催。

 30、31日に東京、9月2、3日に沖縄で公演があり、トッドやアカ・セカ・トリオ、ソマリランドのサハラ・ハルガンらが出演。「スキヤキ」の魅力を広く発信し、今後の集客につなげる。

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