敦賀まつりに向けて山車に水引幕を取り付ける住民=28日、福井県敦賀市相生町のみなとつるが山車会館

敦賀まつりに向けて山車に水引幕を取り付ける住民=28日、福井県敦賀市相生町のみなとつるが山車会館

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山車に鮮やかな水引幕、準備着々 敦賀まつり2日開幕、4日「巡行」

福井新聞(2016年8月29日)

 福井県敦賀市の敦賀まつりで巡行する山車(やま)の組み立てが28日、同市相生町のみなとつるが山車会館で行われた。地元住民らが色鮮やかな水引幕を飾り付けるなど、本番に向けて準備を進めた。

 敦賀まつりは、気比神宮例大祭に合わせて2日に始まる。最終日の4日は、本物の甲冑(かっちゅう)や鎧(よろい)を身にまとった人形を載せた山車が港町を勇壮に練り歩く。

 室町時代から受け継がれているとされ、かつては最大50基ほどあったが、敦賀空襲でほとんどが焼け、完全体では3基しか残らなかった。残った資材などから新たに3基を造り、現在6基がまつりで巡行している。

 28日は山車を巡行する元町、相生町、桜町、蓬莱町の4町から住民約70人が参加。武者人形を専用クレーンで山車の上に載せたり、高価な水引幕を丁寧に取り付けたりしていた。

 つるがの山車保存会の堂田英治会長(67)は「まつりでは大河ドラマで注目されている敦賀城主、大谷吉継の武者人形も登場する。ぜひ見にきてほしい」と話していた。

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