直江津で使えるクーポン券と上教大生が作った地図

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新水族博物館で地域元気に 直江津18年開館 クーポン券配布、HP開設

新潟日報(2016年8月29日)

 上越市直江津地区に2018年春に開館予定の新たな市立水族博物館を地域活性化につなげようと、住民参加型の検討会が考案した事業が本格的に動き出した。地元商店街で使えるクーポン券の配布や、イベント情報サイトの開設などの事業がスタート。リニューアル効果を地元に引き込もうと、地域一体での取り組みに力を入れる。

 新水族博物館開館後は県内外から多くの来館者が予想されることから、にぎわいを地域に波及させられるかどうかが課題となっている。

 検討会は市民団体や水族博物館、上越教育大学など14団体の20人で構成。クーポン券発行やホームページ(HP)の開設、土産物の開発など地域活性化につながる7事業をまとめた。加盟団体は市の補助金も活用して実施する。

 クーポン券は直江津駅前を中心に飲食店など15店が対象。割り引きなどが受けられる。6千部作成され、7月から水族博物館で配られている。有効期間は9月19日までだが、その後も新たなクーポン券を発行したいとしている。

 ホームページ「みなとまちあるき 直江津」は地元の祭りやイベント、歴史の情報を発信。会員制交流サイトのフェイスブックへのリンクを通じ、最近の町の様子も紹介している。

 上教大の学生は直江津の町を歩いて見どころを紹介する地図を新たに作り、水族博物館などで配布している。地元の菓子店主らによる土産物の開発や街中に水槽やベンチを置く事業も進んでいる。

 検討会会長の吉田昌幸・上教大准教授(39)は「地域の協力を得て七つの事業が徐々に進んでいる。関係者と連携し、地域活性化につなげたい」と語った。

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