猿庫の泉で水をくむ観光客

猿庫の泉で水をくむ観光客

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残暑にぎわう「猿庫の泉」 飯田の名水、整備から2カ月

信濃毎日新聞(2016年8月30日)

 全国名水百選の一つ「猿庫(さるくら)の泉」(飯田市)の周辺で新たに遊歩道を設けたり、水くみ場を増やしたりして2カ月余が過ぎた。地元の羽場曙友(しょうゆう)会生産森林組合などでつくる実行委員会が取り組み、水をくむ人たちからは「待ち時間が少なくなった」と好評だ。飯田の最高気温が32・9度になった29日も大型バスでやって来た観光客が周辺を散策し、ペットボトルに水を入れて飲む人の姿が見られた。

 猿庫の泉は市中心部から車で5分ほど。風越山麓にあって涼を求めに来る人もいる。残暑が厳しい今夏は訪れる人がひっきりなしだ。26日には桃狩りなど滋賀県から訪れたバスツアーの一行37人が水の冷たさに喜びの声を上げていた。

 地元や中京方面から水をくみに訪れる"常連さん"も目立ち、大型ペットボトル数十本分をくんでいく人も少なくない。実行委は混雑緩和のため、県の支援金も使って水くみ場を2カ所に増やし、常時流れる蛇口風にした。泉を定期的に整備している「猿庫の泉保存会」によると、以前は独占する人もいたが、新しい水くみ場ができてそうした光景はなくなったという。

 「貴重な資源なので皆さんで譲り合って大切にしてほしい」と同保存会の松沢時夫会長(72)。曙友会の福沢三男さん(69)も「訪れた人からはきれいになった、歩いて楽しくなったといった声も聞く。新しい植栽もしてあるので今後を楽しみにしてほしい」と話している。

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