神通川のアユの「コロコロ釣り」が1日解禁され、富山市の富山大橋や有沢橋周辺などでは、朝から大勢の愛好家が繰り出し、20センチ級の大物を狙ってさおを並べていた。
コロコロ釣りは上流の水温が下がり、産卵などのために下流に来るアユを狙う漁法。釣り人たちは重りの先に7、8本の針を付け、さおを巧みに操りながら川底のアユを探るようにして釣っていた。
午前7時ごろから有沢橋上流で、15~20センチのアユを約20匹釣った富山市西山王町の加藤淳さん(76)は「まずまずの釣果で、知人にも分けられる。今晩は塩焼きで味わいたい」と満足そうに話した。