協定書を取り交わし、握手する松崎市長(右)と桂会長=3日、大阪市の生國魂神社(小浜市提供)

協定書を取り交わし、握手する松崎市長(右)と桂会長=3日、大阪市の生國魂神社(小浜市提供)

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「旭座」寄席に協力 上方落語協会と小浜市が「協定」

福井新聞(2016年9月8日)

 福井県小浜市と上方落語協会は3日、落語を軸に同市民の文化的向上と観光振興に向けた取り組みを推進するため、「連携協力協定」を結んだ。調印式が大阪市の生國魂(いくたま)神社で行われ、松崎晃治市長と同協会の桂文枝会長が協定書に署名して取り交わした。同協会によると、自治体との協定締結は初めてという。

 協定により、同協会の落語家が同市白鬚の芝居小屋「旭座」で毎月、寄席を開いたり、同市のイベントに出演したりする。同市は締結をきっかけに落語を旭座の主な演目と位置付け、市内の小中学生や市民らを対象にしたワークショップなどを開催する予定。

 松崎市長は「旭座で、たくさんの寄席ができるよう取り組む。落語家の皆さんと意見交換し、アイデアも取り入れながら地域づくり、地域振興につなげたい」と期待を込めた。

 桂会長は「5月に旭座で落語をやり、大変やりやすかった。盛り上げていけたらと思う。これから、どんどん会員が旭座に伺うことになるだろう」と話した。

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