参加者に携帯トイレの使用方法を説明する戸隠登山ガイド組合の秦孝之さん(右)

参加者に携帯トイレの使用方法を説明する戸隠登山ガイド組合の秦孝之さん(右)

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携帯トイレ普及へ活動 戸隠のガイド組合など

信濃毎日新聞(2016年9月6日)

 妙高戸隠連山国立公園の長野市戸隠地区で、遊歩道が排せつ物で汚されることがあるため、地元の戸隠登山ガイド組合などが携帯トイレを普及させようと検討を始めた。3日、現地で使い方などの講習会を開いた。今後、遊歩道の利用者数などの実態を調べた上で、携帯トイレを使うための小屋の設置を市や地権者に働き掛ける。

 携帯トイレはビニール製で吸水シートが付き、リュックに入れて持ち運ぶことができる。使用後に回収する。

 3日の講習会は、同組合のガイドや環境省の自然保護官が講師を務め、30人が参加。戸隠神社中社近くの小鳥ケ池を巡る遊歩道に携帯トイレ用の小屋を仮設し、便座に取り付けて使う方法などを学んだ。組合の秦孝之さん(51)は遊歩道の途中で、排せつ物のあった場所も示した。

 夫婦で参加した新潟県妙高市の大塚一枝さん(58)は「携帯トイレがあれば安心」。秦さんは「携帯トイレが使えれば、水分を気にせずコーヒーを飲めて、散策の楽しみが増える」と話していた。

 携帯トイレの利用は、通常のトイレの設置が難しい山岳地域などで広がりつつある。妙高戸隠連山国立公園では戸隠連峰の一不動避難小屋近くと、飯縄山の山頂付近にそれぞれ携帯トイレを使うための小屋があり、麓に回収用の箱がある。

 戸隠地区は近年、遊歩道を散策するツアー客などが増えている。ガイド組合は、利用者の休憩場所や展望台など4、5カ所に携帯トイレ用の小屋の設置を構想。年内にも実態調査を始めたいという。

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