「コスモス街道」で知られる佐久市内山の国道254号沿いで、コスモスの花が色づき始めた。6日は、観光客や写真愛好家らが、ピンクや白などの花を眺めシャッターを切っていた。10〜21日には、近くの「コスモス広場」などで「第29回佐久高原コスモスまつり」が開かれ、餅の振る舞いやライブなどがある。
コスモスは、約40年前に地元の老人クラブが植え始め、15年ほど前からは地元住民も草刈りなどに取り組み、地域総出で育てている。約4千平方メートルのコスモス広場の花も含めて約5万株が咲き乱れる。
同広場の栽培に携わっている宿岩敏春さん(72)によると、この夏の少雨で背丈の低い株もあるが、花は濃く色づき、10日ごろには見頃になるという。宿岩さんは「みんなで育てたコスモス。イベントと一緒に花も楽しんで」と呼び掛けている。
コスモスまつりは内山地区の各種団体などでつくる実行委員会の主催。10日は午前9時からコスモス広場で開会式の後、餅の振る舞いや有料でポールウオーキングがある。11日には佐久市の住民らが歌やダンスを披露するライブを予定。小学生対象の魚のつかみ取り大会もある。問い合わせは市観光交流推進課(電話0267・62・3285)へ。