リゾート列車内で説明を受ける台湾の旅行代理店と経済誌の担当者(左の4人)=7日、上越市

リゾート列車内で説明を受ける台湾の旅行代理店と経済誌の担当者(左の4人)=7日、上越市

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台湾の旅行会社 トキ鉄「雪月花」視察 上越市

新潟日報(2016年9月8日)

 台湾の旅行代理店と経済誌の4社の担当者が7日、えちごトキめき鉄道(上越市)のリゾート列車「雪月花」を視察した。大きな窓やゆったりした座席などを見て回り、「これほど質の高い観光列車は台湾にはない」と感嘆していた。

 国と県、富山県による訪日促進事業の一環。11月には新潟空港と台湾を結ぶ新たな定期チャーター便が就航し、台湾人旅行者の増加が期待されることから企画された。一行4人は4泊5日で佐渡市や富山市などを巡る。

 トキめき鉄道が海外の旅行代理店の視察を受けるのは初めて。4人は直江津運転センターで雪月花に乗り、客室や展望スペースなどを見学。鉄道担当者から「新造の車両で窓は日本一大きい」「(壁や床、金具など)いろいろなところに新潟のものが使われている」などの説明を受け、座席に座ったり、写真を撮ったりしていた。

 名生旅行社の女性社員(39)は食事付き1人1万4800円の料金について「高額だが、素晴らしい車両だ。いい景色が見られると(台湾で)アピールしたい」と話した。同行したトキめき鉄道の嶋津忠裕社長(71)は「南国の方々にとって、これから雪景色が大きな魅力になる。今後も県と連携し、外国人客を増やしたい」と意気込んだ。

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