東京音楽大の学生による演奏が響いた北しなの線の列車内

東京音楽大の学生による演奏が響いた北しなの線の列車内

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北しなの線1周年祝う 長野―妙高高原間の各駅で催し

信濃毎日新聞(2016年9月13日)

 しなの鉄道北しなの線の開業1周年を祝う催しが11日、長野―妙高高原間の各駅であった。東京音楽大(東京)の学生らが列車内で特別演奏会を開き、各駅ではトウモロコシの早食い大会や観光地ツアーを開催。地元住民が一体となって沿線の魅力をPRした。

 妙高高原駅を午前9時7分に出発した長野行きの普通列車内で学生4人が演奏開始。列車が駅に止まるたびにホルン、トランペットなどの奏者が2人ずつ乗り込み、次第に華やかに。長野市安茂里の会社員北島寿(たかし)さん(39)敦穂さん(34)夫婦は「ススキが揺れる車窓の風景と音楽が合い、とても良かった」。

 黒姫駅(信濃町)の駅前広場ではトウモロコシの早食い大会を開き、子どもから大人まで幅広い世代が参加した。古間駅(同)では、れんが造りのアーチが美しい明治期のトンネルの見学ツアーもあり、鉄道ファンらが楽しんだ。

 8月に「駅長」に就いたヤギとの触れ合いがあった牟礼駅(飯綱町)では、家族連れが草やニンジンを食べさせたり、体に触ったり。ジャズバンドの演奏もあり、観光列車「ろくもん」の入線を迎えて盛り上げた。

 イベントは、県やしなの鉄道、沿線自治体、住民組織でつくる北しなの線運営協議会の主催。長野市南堀の会社員篠原一也さん(37)は「普段は通勤でしか使わないが、催しがあることで、行ったことがないところにも行けました」と話していた。

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