べるもんたの乗客を出迎える栄町の踊り手=JR城端駅

べるもんたの乗客を出迎える栄町の踊り手=JR城端駅

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城端むぎや祭最終日 駅ホームで見送り演舞

北日本新聞(2016年9月19日)

 南砺市城端地域中心部を舞台にした第66回城端むぎや祭は18日、最終日を迎えた。雨のため、屋外で踊りや唄を披露する催しは軒並み中止になったが、住民らは観光客らにもてなしの心を示そうと、JR城端駅や城端伝統芸能会館じょうはな座で精いっぱい演舞した。

 城端駅では、地元の栄町の住民が「ウエルカムべるもんた」と銘打った演舞を初めて披露。観光列車「べるもんた」の到着に合わせ、ホームに並んだ若手男女がしっとりと舞った。

 一般の列車が高岡方面へ出発する際には「見送り演舞」を行った。乗客は踊りを写真や映像に収めるなどし、名残を惜しんでいるようだった。

 栄町むぎや祭実行委員長の高倉裕幸さん(51)は「踊りを見て、来年もまた来たいと思ってもらえたらうれしい」と話していた。

 街角で踊りを見せる街並み踊り、むぎや踊り競演会善徳寺会場、通りでのパレード踊りと総踊りはいずれも中止となった。

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