大北地域5市町村などでつくる北アルプス観光協会と北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会は22日、地元農産物を使った商品や山岳観光をPRする催しを、長野市のJR長野駅東西自由通路で開いた。例年松本駅(松本市)で開いているが、北陸新幹線(長野経由)延伸でにぎわう長野駅でもPRしようと初めて企画した。
同ブランドが認定した30種類ほどを販売。北安曇郡松川村産の黒豆のお茶、大町市産の菜の花オイル、同郡白馬村産の食用ホオズキを使ったジャムなどが並んだ。会場では約2メートル四方の大型パネルで紅葉の八方尾根(白馬村)などの山岳写真を映し出した。
茨城県から夫婦で観光に訪れた高畑茂さん(76)はホオズキを試食し、「フルーツのようで珍しい」。妻の慶子さん(75)も「昔はよく見掛けたので懐かしい印象」と話していた。