高岡市中田地区の名物行事「第33回中田かかし祭」が24日、中田コミュニティセンターと近くの中田中央公園で開幕した。リオデジャネイロ五輪で金メダルに輝いたレスリング女子の登坂(とうさか)絵莉選手(23)=高岡市出身=や柔道女子の田知本遥選手(26)=射水市出身=を題材にした作品など約200体が並び、地区内外から訪れた家族連れらでにぎわった。25日まで。
登坂、田知本両選手のかかしは五輪の感動をそのままに、金メダルを胸に喜ぶ姿を再現。人気アニメキャラクターや話題の芸能人をモチーフにしたものもあり、来場者は記念撮影するなど祭を満喫していた。中田中央公園では地元ゆかりの源平合戦を取り上げた「テーマかかし」を展示し、戦の様子を臨場感たっぷりに伝えている。
25日はブラスバンド演奏やフラダンスなどが行われるほか、午前10時から午後4時まで飲食物販売とフリーマーケットがある。
祭は地域の活性化を目的に、1983年から毎年実施されている。自治会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。