ＪＲグループと県内自治体などが来夏に展開する大型誘客事業「信州デスティネーションキャンペーン（ＤＣ）」を控え、機運を盛り上げる「信州プレＤＣ」のクロージングイベント（閉会式）が２４日、長野市のＪＲ長野駅であった＝写真。この日初めて運行した長野―南木曽駅を往復する観光列車「いろどり木曽路号」の出発をくす玉割りなどで祝った。

　県などでつくる信州キャンペーン実行委員会の主催。乗客ら約２０人が見守るホームには、登山靴を履き、帽子をかぶった県ＰＲキャラクター「アルクマ」の「登山バージョン」も登場。一日駅長に委嘱された同市の加藤久雄市長らがくす玉を割った後、地元の太鼓保存会による勇壮な演奏に送られて、いろどり木曽路号が出発した。

　出席した吉沢猛・県観光部長は「来年が信州ＤＣの本番になる。これまで以上に、信州の山の魅力をさまざまな形で国内外に発信していきたい」と意気込んでいた。