ちょうちんを手に200段の石段を御柱と共に上る氏子たち=25日、諏訪市上諏訪の手長神社

ちょうちんを手に200段の石段を御柱と共に上る氏子たち=25日、諏訪市上諏訪の手長神社

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氏子紅潮「石段上げ」 諏訪・手長神社、御柱4本と200段

信濃毎日新聞(2016年9月26日)

 諏訪市上諏訪の手長神社で25日夜、同神社御柱祭里曳(び)きの最大の見せ場「石段上げ」があった。約200段の石段を氏子たちはちょうちんで照らし、気勢を上げながら4本の柱を引き上げた。

 4本で最も大きい長さ約18メートルの「一之御柱」が上り始めたのは午後5時半ごろ。「皆さまご無事でお願いだー」の木やりに続いて「行くぞー」と気合を込めた声が響き、氏子は一斉に綱を持つ手に力を込めた。石段を進むほどに「よいてーこしょ」の掛け声は熱を帯び、紅潮した氏子の表情がちょうちんの明かりに浮かぶ。1時間ほどで引き上げられると、境内は大きな歓声と拍手に沸いた。

 曳行(えいこう)路周辺では、信濃毎日新聞社の多目的広報車「なーのちゃん号」が、柱ごとに「信毎小宮祭新聞」を発行、氏子たちに配った。

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