記念に披露された平湯温泉の伝統芸能を見る安房峠道路の2000万台目のドライバーら

記念に披露された平湯温泉の伝統芸能を見る安房峠道路の2000万台目のドライバーら

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安房峠道路の通行車両 開通19年目2000万台

信濃毎日新聞(2016年9月26日)

 松本市と福井市を結ぶ中部縦貫道の一部で長野・岐阜県境にある安房峠道路を通行した車両が25日、2千万台に達した。道路を管理する中日本高速道路八王子支社松本保全・サービスセンター(松本市)は同日、平湯料金所(岐阜県高山市)で記念行事を開き、1997年12月の開通から19年目の節目を祝った。

 2千万台目の車のドライバーは名古屋市の保育士上田大輔さん(22)。上伊那郡箕輪町に帰省中の上田さんは、同町の保育士松沢鮎香さん(23)と共に北アルプス上高地(松本市)を訪れるため、平湯温泉のバスターミナルに向かっていた。記念品を受け取った上田さんは「びっくりした。涼しくて窓を開けて走ると気持ち良い。また使いたい」と話した。

 安房峠道路は、国道158号のうち、松本市安曇の中ノ湯と高山市の平湯温泉を結ぶ5・6キロの有料道路。北アを貫く安房トンネル(約4・4キロ)などを含む。並行する峠道は難所のため、同道路ができるまで冬季は通行できなかった。同センターによると、7〜10月の観光利用が多く、年度の平均で1日約3千台が通行している。

 記念行事では、平湯温泉の若者らが地域に伝わる獅子舞を披露。平湯町内会長の小林正和さん(48)は「より良い平湯温泉、高山市になるよう頑張りたい」と話していた。

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