南佐久郡佐久穂町、小海町境にある北八ケ岳・白駒池(標高2115メートル)でドウダンツツジが色づき始め、秋の到来を感じさせている。27日、都内から訪れた主婦杉本洋子さん(63)は「東京はまだ蒸し暑いけれど、こちらはもう秋。きれいな紅葉を見ることができた」と喜んでいた。
白駒池のほとりにある山小屋「青苔(せいたい)荘」を経営する山浦清さん(62)によると、今月10日ぐらいから、周辺の広葉樹の色が変わり始めた。ドウダンツツジの紅葉は濃い赤茶色から、徐々に鮮やかな赤色になっていくという。
山浦さんは「昨年と比べると紅葉は若干遅いが、これから良い色になりそう。今週末にかけて見頃を迎えそうだ」と話している。
今月に入って雨が多かったこともあり、周辺の森を覆うコケも鮮やかに見えている。