稲刈りに励む(左から)川向さん、八木さん、角間さん

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富山県 高岡・氷見・射水 特産

氷見でどぶろく用コシヒカリ収穫 ベニズワイガニとサクラマス酵母使用へ

北日本新聞(2016年9月28日)

 氷見振舞酒特区(どぶろく特区)で酒類製造免許を持つ氷見市小境の民宿「小境荘」の角間吉郎さん(67)が27日、地元の山あいにある棚田で仕込み用のコシヒカリを収穫した。今シーズンは氷見産のベニズワイガニ、サクラマスの酵母を使った新作2種類を醸造する。

 角間さんのほか、米国発祥のトークイベント「TEDxHimi(テデックスヒミ)」を来年1月に開く実行委員会から川向正明代表(49)と八木千帆さん(20)が参加し、約5アールの棚田で作業した。稲を鎌で刈り取り、わらで縛ってはさ掛けした。

 角間さんは2008年に酒類製造免許を取得後、氷見産にこだわってどぶろくを醸造。酵母は県食品研究所(富山市)に開発を依頼しており、今シーズンは従来のブリに加え、ベニズワイガニとサクラマスを選んだ。

 12月から仕込み、来年1月から提供を開始。同10日から31日までは1組につき試飲用にグラス1杯無料とし、180ミリリットル450円で販売する。角間さんは「コメの生育は良い。新作を楽しんでほしい」と話した。

 テデックスヒミは今回、テーマの枠組みが「氷見や自分たちの本質を追求する」。今後、市内にある国史跡・大境洞窟住居跡にちなみ、この日収穫したわらを使って縄文土器を焼く催しを開き、イベント当日のパーティーでどぶろくを振る舞う。川向さんは「いろんな体験を通して本質を追求していきたい」と話した。テデックスヒミは北日本新聞社後援。

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