スタート地点となる「塩の道」の石碑=浜松市水窪町

スタート地点となる「塩の道」の石碑=浜松市水窪町

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浜松・水窪町から飯田・南信濃へ 青崩峠の古道10キロ歩こう

信濃毎日新聞(2016年10月5日)

 飯田市南信濃と浜松市水窪(みさくぼ)町を結ぶ青崩峠(1082メートル)の古道約10キロを歩く「青崩峠古道歩こう会」が、30日に初めて開かれる。物流や交通の要衝としてかつて利用されてきた古道の歴史を後世に引き継ごう―と、南信濃の住民有志でつくる「遠山郷やらまい会」と水窪町西浦地区住民でつくる「西浦区民交流の場管理組合」が企画。25日まで参加者を募集している。

 青崩峠は崩れてあらわになった岩盤の色から名付けられたとされ、信州と遠州を結ぶ秋葉街道の難所として知られる。歩こう会当日は午前9時に水窪町の「塩の道」の石碑を出発し、青崩峠を経て南信濃八重河内の旅館「いろりの宿島畑」へ向かう。途中、集落跡や中央構造線の露頭などを見ながら歩く。3カ所ある中継所で、参加賞として配布されるワッペンに、西浦田楽の舞や霜月祭りの湯立て神楽などをデザインしたスタンプを押してもらえる。

 西浦区民交流の場管理組合代表の守屋千づるさん(62)は「水窪町民はかねて信州の人たちとの交流が活発で、以前は多くが『信濃の国』を歌えるほどだった」と振り返る。盛んだった行き来は次第に車へと変わったが「人が通るからこそ道として成り立つ。旧道を何とか盛り上げたいと考えた」とこの企画の趣旨を説明。遠山郷やらまい会の山崎語(さとる)会長(65)は「高齢者が増える状況だが、峠の国盗(と)り綱引き合戦で交流を深めている両地区が協力して地域活性化につなげる新たな催しにしたい」と意気込む。

 参加資格は健康で定められたコースを歩ける人(小学生は保護者同伴)。それぞれ駐車場がある場所(信州側はいろりの宿島畑)に集まり、バスでスタート地点に向かう。参加費は昼食代、バス代を含め中学生以上3千円、小学生1500円。問い合わせは遠州側は守屋さん(電話090・6398・8801)、信州側は島畑(電話0260・34・2286)へ。

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