フェスティバルに向け、台車にヒノキを積み込んだ

フェスティバルに向け、台車にヒノキを積み込んだ

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森林鉄道フェス、王滝で9日 デモ走行や体験乗車

信濃毎日新聞(2016年10月8日)

 王滝村の松原スポーツ公園で9日、有志らでつくる実行委員会主催の「王滝森林鉄道フェスティバル2016」が開かれる。2005年に始まり、5回目。公園内で整備が続いている線路を、ヒノキを積んだ運材列車が走るほか、客車への体験乗車もできる。

 王滝森林鉄道は1975(昭和50)年に廃線になったが、その後、首都圏などの愛好家でつくる「りんてつ倶楽部」が91年から機関車などの復元に当たってきた。愛好家などからの寄付で、森林鉄道の元保線担当者を中心に軌道も延ばし、今では1080メートルまで整備が進んだ。

 当日は、作業員が乗った車両のデモ走行や、ミニ機関車の体験乗車、森林鉄道関連の商品の販売などもある。りんてつ倶楽部の25年間の活動や、軌道の整備の様子を紹介するパネルも展示する。

 実行委のメンバーは7日、村内で切り出された長さ5メートルのヒノキ16本をデモ走行で使う台車に積み込み、運材列車の試験運転もした。元村職員で、当初から活動に関わる藤沢滋さん(67)は「寄付の恩返しの意味で開いてきた。村の活性化にもつながればいい」と話している。

 フェスは午前9時半〜午後3時。

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