町屋の雰囲気とともに作品を楽しむ観光客ら

町屋の雰囲気とともに作品を楽しむ観光客ら

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坂のまち・八尾をアートで彩る

北日本新聞(2016年10月9日)

 町屋などに芸術作品を展示する「坂のまちアートinやつお」が8日、富山市八尾町中心部で始まり、観光客らが風情ある町並みの散策を楽しみながら、絵画や木彫、ガラスなど多彩な作品を鑑賞した。10日まで。北日本新聞社後援。 

 町中心部の活性化を目的に、住民や作家でつくる実行委員会(吉田泰樹委員長)が毎年開催。県内外の作家50人が計38カ所で作品を展示した。
 諏訪町では町屋「月下美人」で南砺市の人形作家、松本昌子さんが展示。薄暗い室内に朱色の壁と人形が浮かび上がるように照明を当て、趣のある空間に仕上げた。専能寺では、八尾和紙の伝統的な技法によって染められた天井絵を公開している。

 鍋田邸の軒先に、市美術作家連合会長で日展会員の宇津孝志さんの木彫「つらら」が展示された。

 鏡町では、旧料理旅館「杉風荘(さんぷうそう)」で富山市の切り絵作家、岩田長峯さんらが作品展を開き、おたや階段下でオカリナとギターの演奏も行われた。

 石川県宝達志水町の会社員、宮田麻衣さん(26)は「八尾町を訪れたのは初めて。町の風情と作品を一緒に楽しめる」と話していた。

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