高岡市民会館で16日に行われる公演「オーケストラ・アンサンブル金沢with高岡第九」に出演する市民合唱団の練習が12日、指揮者の垣内悠希さん(ウィーン)を講師に迎え、同館で行われた。団員はドイツ語の発音に磨きをかけ、公演の成功を誓った。同館の開館50周年記念事業。
合唱団は「五環の森合唱団」で、一般公募した30~70代の約100人で構成する。オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏に合わせ、ベートーベンの交響曲第9番を歌う。団員は8月から週1回、女声合唱団「どるちえ」常任指揮者の長谷部律子さん(同市)と、合唱団「音楽室」常任指揮者の宮丸勝さん(射水市)の指導を受けてきた。
この日の練習はホールのステージで行われた。垣内さんは「平板にならないように、強く、鋭く発音しよう」などとアドバイス。団員は教わったことを思い返しながら、迫力あるハーモニーを響かせた。垣内さんを迎えてのレッスンは14、15日も行う。
午後3時開演。ソリストに高岡市出身の澤山晶子さん(ソプラノ)や森雅史さん(バス)らを迎える。問い合わせは同館、電話0766(20)1560。北日本新聞社共催。