射水特産の魚介類を格安で販売するイベント「新湊カニかに海鮮白えびまつり」が16日、射水市八幡町の新湊漁港で開かれた。新鮮なベニズワイガニの即売には開始前から長蛇の列ができるなど、会場は終日大にぎわいとなった。
生ガニとゆでガニの即売は午前8時から始まり、大勢の来場者がお目当ての品を買い求めた。タグ付きの大型も販売し、用意した約1万4千匹が完売した。
15日に新湊沖の定置網にかかった体長2メートルを超えるシロカジキも会場にお目見え。重さ当てクイズの後に会場で切り分けられ、市価の半分ほどで販売された。新湊漁協によると、大型のシロカジキの水揚げは非常に珍しいという。
ほかにも定置網に掛かったガンドブリやカマス、シイラなども直売。人気のシロエビも提供し、来場者が射水の豊富な魚種を実感していた。
地元料理店や新湊寿司組合などのブースにも大勢の来場者が訪れ、多彩なメニューを楽しんだ。新湊漁協女性部はカニの半身が入ったカニ鍋を提供し、昼過ぎまでに約2千杯を売り切った。
イベントは射水市や新湊漁協、新湊水産物商業連合協同組合、新湊水産加工業協同組合、射水商議所、JAいみず野、伏木富山港・海王丸財団、新湊寿司組合、市観光協会などでつくる実行委主催、北日本新聞社共催。