立山町芦峅寺の称名滝(滝つぼの標高1065メートル)で紅葉が見頃を迎え、19日も観光客が雄大なパノラマを楽しんでいた。
この日は雲間から時折、陽光が差し込み、青空に赤や黄色に染まったモミジやナナカマド、ブナがくっきりと浮かび上がった。山肌を切り裂くように落差350メートルの滝が流れ落ち、観光客は自然が織り成す絶景に歓声を上げていた。
高岡市から娘、姉と一緒に訪れた瀬戸麻未さん(30)は「赤、黄、緑とたくさんの色があり、秋が一番眺めがいい。青空に映えて本当に美しい」と話した。
滝の近くの「レストハウス称名」によると、ここ3、4日で急に色付いたようで、10月いっぱいが見頃となりそう。