県内外の特産品を販売する「長野まるごと秋祭り」が２２日、長野市若里のビッグハットで２日間の日程で始まった。同市のエムウェーブと信濃毎日新聞社でつくる実行委員会が主催し１０回目。北海道から沖縄までの名物を約７０のブースで販売し、大勢の来訪者でにぎわった。
　東日本大震災で加工施設などが被災し、復興を進めている宮城県気仙沼市のフカヒレのスープや、熊本県の伝統食品の豆腐のみそ漬などが並んだ。
　鎌倉時代から伝わるという魚のぬか漬けで、福井県美浜町の名物「へしこ」は、ご飯や酒のつまみに合うという。へしこを買った長野市の団体職員鈴木紀保さん（５３）は以前、福井県を訪れた際に食べておいしかったといい、「今夜はこれをつまみに飲みます」と話していた。
　２３日は午前９時〜午後３時に開く。入場無料。