神川河川敷で和太鼓の演奏を披露する信州上田真田陣太鼓保存会

神川河川敷で和太鼓の演奏を披露する信州上田真田陣太鼓保存会

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徳川破った地で真田陣太鼓 上田・神川河川敷に勇壮な音色

信濃毎日新聞(2016年10月24日)

 上田市民を中心につくる「信州上田真田陣太鼓保存会」は23日、同市の神川(かんがわ)河川敷で「神川合戦の地演奏会」を開いた。戦国時代に真田軍が徳川の大軍勢を迎え撃った「第1次上田合戦(神川合戦)」の舞台に和太鼓の勇壮な音色が響き、住民ら約50人が楽しんだ。

 地元の壮年ソフトボール神川リーグと神川地区振興会が2月、合戦の地だったことを示す横断幕を設置し、河川敷を整備。河川敷での演奏は4月に続き2回目で、赤い甲冑(かっちゅう)に身を包んだ保存会員は、第1次合戦の様子を表現した「出陣」、大坂の陣での真田信繁(幸村)の戦いぶりを描いた「真田丸」など4曲を披露した。

 語りも交えた迫力ある演奏に、道行く人も足を止めて聞き入った。同市蒼久保から訪れた男性(75)は「見応えがあり、演奏に引き付けられた。声もよく出ている」と感心した様子。今年はNHK大河ドラマ「真田丸」の影響もあり、同保存会には例年の倍の出演依頼が寄せられているという。金子敏彦幹事長(59)は「とても忙しいが、できる限り活動をPRし、来年へつなげたい」と話していた。

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