「イーリーカフェ」を訪れた客と談笑する矢島衛さん(右)=柏崎市石曽根

「イーリーカフェ」を訪れた客と談笑する矢島衛さん(右)=柏崎市石曽根

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山間集落に憩いのカフェ 柏崎・小清水 移住男性が開店

新潟日報(2016年10月24日)

 柏崎市石曽根の山間部にある小清水集落に、東京から移住した男性がカフェを開き、話題を呼んでいる。豊かな自然や野菜たっぷりの料理を目当てに、集落外の若者らでにぎわうほか、住民の集いの場にもなっている。人口減や高齢化が進む集落に活気をもたらし、住民は「たくさんの人に来てもらえてうれしい」と歓迎している。

 カフェを開いたのは、東京都出身で2007年に移住した矢島衛(まもる)さん(31)。都内の大学に通っていたころ、卒業論文を書くため母の出身地の小清水をたびたび訪れた。住民との出会いを通じ「この集落を守りたい」との思いが高まり、大学卒業後にIターンした。

 小清水は約30世帯、70人ほどの小集落。人が集まれる場がなかったため、矢島さんはだれもが気軽に立ち寄れるカフェをつくろうと決意。親族所有の納屋を1年かけて改装し、9月中旬に開店した。店名は母の実家の屋号とみられる「いーりー」にちなみ「イーリーカフェ」とした。

 食事のメニューは「月替わりランチ」(1200円)と、3種の豆カレー(千円)だ。10月のランチでは地元産の新米と野菜たっぷりのサラダ、サケの香草パン粉焼きなどが味わえる。野菜ソムリエの資格を持つ矢島さんの妻、慶子さん(34)が主に調理を担当。スイーツやコーヒーもそろう。

 国道252号から細い道で奥に入った場所にもかかわらず、インターネットの交流サイト(SNS)を見た若者らが、豊かな自然に癒やしを求め、県内外から訪れているという。

 常連という柏崎市半田1の無職男性(66)は「料理と窓からの景色が素敵で癒やされる。若い矢島さんの挑戦を応援したい」と語る。

 小清水集落区長(67)は「外から人が来て、喜んでいる住民は多い。活性化につながってほしい」と期待している。

 矢島さんは「多くの人が出会い、エネルギーを得る場にしたい」と意気込んでいる。

 午前10時30分~午後4時(日、月曜休み)。問い合わせは0257(41)6300。

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