竹筒から漏れる明かりに照らされたカエデの並木道

竹筒から漏れる明かりに照らされたカエデの並木道

長野県 伊那路 花・紅葉 祭り・催し

紅葉照らす竹筒の明かり 阿智・治部坂高原

信濃毎日新聞(2016年10月26日)

 阿智村浪合治部坂高原のカエデ並木で、細工した竹筒に明かりをともした「竹あかりライトアップ」が毎晩行われている。所々真っ赤に色づいた木々の葉が、竹筒から漏れる柔らかな明かりに照らされ幻想的な雰囲気だ。

 浪合の住民でつくる「竹あかり実行委員会」が、村内の竹を使って今秋初めて企画した。住民15人が、高さ1・6〜2・2メートルの竹に大小さまざまな丸い穴を開け、柳、波、雲の三つの模様をデザイン。内部の発光ダイオード(LED)をともすと、柳や波模様が暗闇にぽっかりと浮かぶ。

 横浜市から訪れた小林正弘さん(72)は「夜景は見慣れていたが、竹を使ったライトアップは初めて。作るのに手間がかかっただろう」。実行委員長の旅館業、小島嘉仁さん(36)は「来年以降も、観光客を呼び込みながら地域を盛り上げていきたい」と話す。ライトアップは午後6〜9時。紅葉に合わせて今月いっぱいは続ける予定。

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