農作業をスポーツに見立てて競う「アグリ運動会」が１１月６日、上市町農産物加工研修施設「つるぎの味蔵」周辺で開かれる。参加者に楽しみながら農業への理解を深めてもらい、多くの収穫作業を抱える農家の負担軽減につなげる。主催する同施設は同月３日まで参加者３０人を募集する。

　同町の中山間地域では稲作、サトイモ栽培、養鶏、炭焼きなど多彩な農林業が営まれている。同施設を運営するティー・ツリー・コミュニケーションズの茶木勝社長は一帯をつなぐ農業体験プログラム「アグリテーマパーク」の構想を持っており、第１弾として今回の企画を考えた。

　５人１チームで、農作業のスピードと正確さを点数化して争う。午前は安井ファームの畑を舞台にネギの収穫から出荷直前まで、午後は井原アグリサービスのサトイモ畑で掘り出したイモをばらしてコンテナに詰めるまでを行う。

　２８日はつるぎの味蔵で打ち合わせがあり、茶木さんは「活動を通じて地域の皆さんが地元の誇りを感じてもらえるようにしたい」と語った。

　参加料（飲食費、保険料含む）は一般３千円、中学生以下千円、未就学児は無料。問い合わせはつるぎの味蔵（午前１０時～午後５時半）、電話０７６（４７３）３２１２。