チューリップ球根栽培100年目と県産品種を表現した大花壇のデザイン

チューリップ球根栽培100年目と県産品種を表現した大花壇のデザイン

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栽培100年を花絵でPR 来春のチューリップフェア

北日本新聞(2016年11月2日)

 砺波市花と緑と文化の財団は1日、来春のとなみチューリップフェアの大花壇のデザインを発表した。県内でのチューリップ球根の栽培開始100年目を記念し、チューリップの花で「100」の数字と県産品種を地上絵として表現する。

 球根栽培は1918(大正7)年に庄下村矢木(現砺波市矢木)の水野豊造(1898~1968)が始めた。となみチューリップフェアは4月21日から5月5日まで。フェアのポスターは「100」の数字とチューリップの花をあしらっており、大花壇も似たデザインとした。

 砺波市花園町の砺波チューリップ公園内にある大花壇は約2600平方メートルで16品種21万本を使う。地上絵で描くチューリップは黄と赤の「ザ・グレゴールミズノ」や黄の「黄小町」、ピンクと白の「由子」など。「ザ・グレゴールミズノ」は水野豊造の育成品種「黄金閣」が突然変異した県産品種で、100年目にふさわしいとして採用した。黄小町や由子、アンジェリケなどを使って表現する。近年は開花が早まる傾向があり、おくての球根を多く配置する。順調に生育すれば開幕時には3割ほど開花する見込み。

 立山黒部アルペンルートの雪の大谷をイメージした「花の大谷」は昨年好評だったことから通路部分を10メートル延ばして30メートルとし、前半は白い花、後半は色とりどりの花を飾って雪解けから春の訪れを表現する。

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