立科町山部の津金寺で、イチョウやカエデの紅葉が見頃を迎えている。地元住民や観光客、カメラマンらが訪れ、黄や赤に染まった樹木にしきりにカメラを向けたり、のんびり散策したりと、楽しんでいる。
同寺の矢崎大祐住職(45)によると、カエデは10月半ば、イチョウは同月下旬に色づき始めた。ハギも紅葉が始まり、全体的には昨年より10日ほど遅いという。2、3年前から紅葉の時期が植物の種類でずれ始め、見頃を推測するのが難しくなってきているといい、矢崎さんは「暖かい日が増えるなど、天候の変化が原因なのではないか」としている。
1日に同寺を訪れた坂城町上五明の井沢貞子さん(71)は「赤や黄色が松の緑色に映えてきれい。見ていると落ち着きますね」と楽しんでいた。