コスプレ姿で飯田市街地を練り歩くフェスの参加者たち

コスプレ姿で飯田市街地を練り歩くフェスの参加者たち

長野県 伊那路 祭り・催し

飯田の街埋めるサブカル 「フェス」10周年、県内外から愛好家

信濃毎日新聞(2016年11月4日)

 アニメなどサブカルチャーをテーマにした「飯田丘のまちフェスティバル」(実行委員会主催、信濃毎日新聞社など後援)は3日、飯田市の中心市街地で開いた。県内外から毎年多くの愛好家を集めるフェスは10周年を迎え、記念して作った公式マスコットキャラクター「ナミキちゃん」のイメージソングを初披露。アニメやゲームのキャラクターに扮(ふん)したコスプレーヤーたちが会場を練り歩き、終日盛り上がった。

 イメージソングは歌詞を公募し、62作品の中から飯田市丸山町の会社員竹下玲実さん(37)の「おいでよ!LOVE★飯田パラダイス」を選んだ。人気アニメ「ラブライブ!」でオープニング曲などを手掛けた作曲家の森慎太郎さんが作曲し、明るく軽快な曲調に仕上がった。

 フェスPR大使の声優高木美佑さん(20)がナミキちゃんに扮して歌い、観客約200人がステージ前に詰め掛けた。高木さんは「飯田がもっとみんなに知られ、盛り上がるといい」。大阪府箕面市から訪れた会社員末永純さん(37)は「盛りだくさんの催しで、一日中楽しめた」と話していた。

 フェスは市街地のにぎわいの創出が目的。回を重ね、県内随一のサブカルのイベントとして愛好家に定着しつつある。会場一帯には、自家用車にキャラクターを描いた「痛車(いたしゃ)」が並び、フィギア塗装のブースも出た。約80の飲食ブースが並んだ「三遠南信グルメサミット」や県内19の酒蔵が集まった「南信州酒メッセ」なども同時開催した。

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