坂井市三国町と福井市にまたがる三里浜で、特産ラッキョウの花が見頃を迎えている。柔らかい色合いの紫の小花が砂丘地を彩っている。
三里浜一帯に広がるラッキョウ畑約60ヘクタールには、2度冬を越す「三年子(さんねんご)」と、植え付け1年で収穫する「一年掘り」を栽培している。
三里浜特産農協によると、例年並みの10月20日ごろから、徐々に開花を始めた。ことしは9月終わりに雨が多かったことなどから、生育が停滞していたが、農家の苦労により持ち直したという。
坂井市三国町米納津の畑の一角では4日、「三年子」のかれんな花が秋風に揺られ、通行者の目を楽しませていた。
花は10日ごろまで楽しめるという。